ぼやき

主にセルティックスについて徒然なるままに日暮らしスマホに向かいて心に移りゆくよしなし事そこはかとなく書きつくるブログです。

FA市場総括[vol.3]

こんにちは。今回も引き続き偉そうにあーだこーだ言っていきますね〜。

 

Golden State Warriors  100点

センターが唯一の穴と言われていたチームにリーグトップクラスのセンターであるカズンズがまさかの加入。まさかです。そしてオフボールの動きとシュート力が売りのジェレブコも獲得。このチームに関してはあまり多くを語ってもしょうがないので単刀直入に言います。おそらくこのまま3連覇を達成するでしょう。あの緑のチームさえいなければ…!

 

Los Angeles Clippers 40点

長くチームを支えてきたデアンドレジョーダンを失ったのはあまりにも大きな損失ですよね。その穴を埋めるべくトレードでゴータットを獲得できたのでまだ被害は最小限に抑えられたものの…。ただエイブリーブラッドリーとの再契約やバーアムーテの凱旋はうまくいき、ドラフトで指名したシェイギルジャスアレクサンダーは長身のポイントガードであり活躍が期待されています。悪いチーム構成ではないです。今季に勝負をかける見込みはありませんが、再建への転換点だと思えばそう悲観することもなさそうです。プレイオフ出ちゃったら緑のチームがドラフトの指名権もらっちゃうもんね。

 

Los Angeles Lakers 90点

ほぼ満点だと思います。夏の季語と揶揄されてきた「〇〇はFAでレイカーズにくる」が実現したのですから。ロンゾ、イングラム、クズマ、ハートらの期待の大きい若手の中にレブロンという現役No. 1プレーヤー、ロンドというバスケIQがピカイチの司令塔、ランススティーブンソン、マギー、ビーズリーら癖だらけのベテラン達。おもしろそうなチームです。しかし大きな課題もあります。ビッグマンがどうあがいても足りていません。ローテ入りが期待できそうなのは僕たちのマギーとルーキーのヴァグナーと若手のズバッチだけ。3人ともフィジカルに強いわけではなく、ジャズ、ペリカンズ、スパーズ、ナゲッツといったインサイドが強いチームと7戦のプレイオフで戦っていけるのかという不安があります。スタートを任せられるセンターがシーズン中にぜひとも獲得したいところ。いいセンターがいれば100点満点のオフだったのに…。

 

Phoenix Suns 80点

この夏に再建を大きく進めたチームです。ドラフトでは1位指名権でセンターのエイトンを獲得、残りの指名権やトレードでこのドラフトではメルトン、オコボの2人のガード、フォワードのマイカルブリッジスも獲得。元々チームにいたブッカーやジョシュジャクソンらとともにこれからのチームづくりの中心となっていくでしょう。そして昨季絶好調だったロケッツでシーズン中スタートを務めていたアリーザとライアンアンダーソンを獲得。新ヘッドコーチにはココスコフが就任。今年勝つためのメンツかと言われれば微妙なところですが、再建への一歩を大きく踏み出した充実したオフシーズンでした。ブッカーの手術が心配ですが、長い目で見て無理をさせないことが一番でしょうね。

 

Sacramento Kings 60点

こちらも再建中のチーム。と言っても現在NBAで最も長くプレイオフから離れているチーム。早急にいい若手を集める必要がありました。そこでキングスがドラフトで指名したのはデューク大のバグリー。将来のNBAの顔となるポテンシャルのある彼をチームに加え、昨季のドラフトで獲得したフォックス、フランクメイソン、ジャスティンジャクソン、ジャイルズら、そしてヒールドやコーリースタイン、ボグダノビッチ、ヨギ、ラビッシエーなど、有望な若手が多数いるため、誰を中心にチームを作るかという贅沢な悩みを抱えています。噂になっていたラビーン、ジャバリパーカー、スマートの獲得はいずれも失敗しましたが、このオフの動きを評価するよりは将来どんなチームを作るのか楽しみにしていた方がいいですね。

 

Dallas Mavericks 70点

気がついたらそこそこおもしろそうなチームができてました。ドラフトでは昨季ずっと話題だったドンチッチを指名。他にもブランソンやヤニスの弟も60位で獲得してましたね。さらにFAでは前回口頭合意に至ったにもかかわらず契約が破棄となったデアンドレが今度こそ契約。ノビツキーがおそらくラストイヤーとなる今季、その道に花を手向けるべく、プレイオフも狙えそうなチームとなりました。選手層は心許ないものの、近年のマブスでは一番若手が多く、急な成長を遂げる可能性もあるため、注目すべきチームのひとつです。

 

Houston Rockets 40点

満足な補強ができたようには僕は思えませんでした。ディフェンスでチームに貢献してきたアリーザとバーアムーテはFAで去りました。色々あったカーメロとマイケルカーターウィリアムスをFAで獲得し、その穴は埋めたようには見えます。しかし、彼らのディフェンス力を考えるとどうもイマイチ…。その後ライアンアンダーソンをトレードし、ブランドンナイトとマーキスクリスを獲得したものの、ガード過多で昨季の方がバランスが良かった印象。とはいえクリスポールとハーデンの2人がいるチームです。昨季の好調もまぐれではありませんし、依然として強豪であることには変わりありません。僕を見返せるような戦いぶりを期待したいですね。

 

Memphis Grizzlies 100点

100点なのは我らがYuta Watanabeを2way契約で獲得したからです。異論は認めません。とはいえ、昨季は怪我に苦しんだコンリーとガソルは戻ってきますし、器用でなんでもこなせるカイルアンダーソンも獲得しました。ドラフトでもジャレンジャクソンJr.を指名。そこまで悪くないチームのように思えます。プレイオフ争いに加わる勢いで勝ち進んでほしいですね。そしてYuta WatanabeをNBAのコートに立たせるその日を楽しみにしています。よろしくお願いします。

 

New Orleans Pelicans 60点

ロンドとカズンズを見返りなしに失ったのは大きいです。しかし、ペイトン、ランドル、オカフォーの2014年ロッタリー組を限られたサラリーの中でうまく例外条項を使い獲得。ロンドとカズンズ以外の主力は残り、ADがリーダーとしてチームを束ねる時が来たように思います。ここでプレイオフに出るような力があればペリカンズの強さは本物です。昨季のプレイオフでの健闘も偶然ではなかったことを証明できます。ペリカンズはそれができるチームだと思いますし、新たに加わった若手とともにまた新しく強いチームに生まれ変わってくれることでしょう。いつもペリカンズ優勝とどこかからともなく聞こえてきますしね!

 

San Antonio Spurs 70点

残しておいてもチームに悪い雰囲気が流れそうだったレナードをいい条件でトレードできました。同時に若返りも計り、頭角を見せ始めたマレーやデリックホワイト、フォーブズ、ドラフトで獲得したロニーウォーカーらでガード陣が安泰であると判断し、年齢の高いダニーグリーンとパーカーは放出。ビッグマンのポートルを獲得できました。そして優勝メンバーだったベリネリが復帰。成功と言っていいオフでしたね。…と言えるのはチームの現状だけを見てるから。スパーズがこのオフで失ったものは戦力どうこうで完結するものではありません。芽が伸びなかった若手時代にスパーズで役割を見つけ地位を確立していったダニーグリーン。2014年ファイナルでは前年のフリースローのミスにより優勝を逃したことを乗り越えファイナルMVPを獲得する活躍を見せたエースのレナード。2003,05,07,14と4度の優勝に貢献し、チームのレジェンドのダンカンと並びスパーズ一筋で過ごしてきたパーカーの移籍。同じくスパーズ一筋で何度もチームのピンチを救ってきたジノビリの引退。あまりにも多くのものを失いました。それでもスパーズは存在し続けていきます。今季のメンバーがどれだけのケミストリーを見せシーズンを戦い抜いていくのか、楽しみにしていたいですね。

 

これまでセルティックス以外の29チームについて普段ほとんど見てないのに偉そうに評価してきました。各チームを応援されてる方には納得のいかない部分があったかもしれません。まああくまで僕の予想と期待なので、何言ってんだこいつ、程度に受け取ってもらって構いません。予想が大きく覆されるのがおもしろいですからね。すでにプレシーズンも行われており、いよいよ開幕を迎える時期になりました。開幕直前にセルティックスだけの選手紹介を含めたものを投稿しようと思うのでぜひチェックしてみてください。今回も長々と読んで頂きありがとうございました。