ぼやき

主にセルティックスについて徒然なるままに日暮らしスマホに向かいて心に移りゆくよしなし事そこはかとなく書きつくるブログです。

2018-19シーズン[vol.3]

こんにちは。タイトルにもあるようにもう新しいシーズンが始まる季節ですね。シーズン中はリアタイ観戦できた試合の感想含め数試合まとめて更新していきます。初回の今回は今シーズンをセルティックスとしてともに戦っていくイかれたメンバーを紹介するぜぇ!ということでやっていきます。キャンプ契約の選手は省略しますが本契約すればその都度紹介できればなと思います。それではいってみましょー。

 

#0 Jayson Tatum 

昨季ドラフト3位で指名したテイタム。シーズン中はその才能をいかんなく発揮し、プレイオフではセルティックスがCF第7戦まで勝ち進む原動力となりました。特にすごかったのはシーズン序盤からプレイオフまでの短い間に着実にチームにアジャストしていき、シーズンの最後にはすっかりとNBA選手の風格を手に入れていたところ。こいつ、戦いながら成長している…!確率の高いシュートと柔軟な身体が魅力の彼。一部ではすでに完成されていると囁かれていますが、フィジカル面ではまだ課題が残ります。フィジカルさえ強くなればテイタムを4番で使うことができ、セルティックスの戦術の幅は大きく広がることになるでしょう。頑張れテイタム!お前がナンバーワンだ!

 

#7 Jaylen Brown

昨季からスタートを任された生え抜きのウイングの選手。持ち味は鋭いドライブとオンボールのディフェンス。他ブログ主様の方では以前ジェイレンについて検証された結果相手のシュートを落とさせる能力に長けていることがわかりました。1年目から相手のエース級のフォワードを相手してきただけありますね。初めてスタートになった試合の相手はレブロンでしたし。課題としては外角のシュートが安定しないこと。3&Dが流行している昨今のNBAですが、ジェイレンの得点パターンはペネトレイトから入ることが多く、入らない時のシュートは全然入りません。またそんなドライブ主体のオフェンスでファールをよくもらうのですが、フリースローが下手。この辺を改善していけばさらに良い選手になるでしょうね。

 

#9 Brad Wanamaker

ユーロリーグでキャリアを送ってきた彼ですが、ようやくNBAデビュー。タイプとしてはスコアリングガードですが、ゲームメイクも悪くなく、昨季のラーキンの役割をサイズが一回り大きいワナメーカーがやるという感じです。タイスとはドイツリーグでチームメイトだったことがあり、彼らの連携にも注目です。ワナメーカーってなんだか語呂がいいんですが、なんせ文字数がかかるので罠作というニックネームを与えられました。いや与えました。勝手に呼んどきます。

 

#11 Kyrie Irving

言わずと知れた現役最高のハンドラーであるカイリー。昨季はシーズン途中に怪我で離脱し、無念のシーズンとなりました。昨季シーズン序盤は彼がいないとオフェンスが心配で仕方なかった印象です。しかし、彼の離脱後に若手の成長があり、今ではカイリー以外にも頼れる仲間ができました。そうなってくると初めてカイリーのハンドリングが生きてくるはずです。カイリーがかき回し、誰が点を取ってくるかわからないチームとなれば相手にとっても脅威。あと、カイリー主演の映画「アンクルドリュー」が11月に日本でも公開されますね。KDのもしかして私たち入れ替わってるー!?の映画は日本では公開がありませんでしたし、是非観に行きたいものです。

 

#12 Terry Rozier

昨季の"NBA"の一番の成長株であるロジアー。持ち前の熱いハートはチームの活力となっています。アイザイアやカイリーなどのスーパースターの控えとして2年半過ごしてきたロジアー。初めてのスタートになった試合ではいきなりトリプルダブル。そして次の試合ではキャリアハイ。もう絶好調。Scary Terryの愛称で親しまれています。ゲームメイクはまだまだ心許ないのですが、時間をかけて成長してほしい部分ですね。何にせよ彼がベンチにいるというのは心強いです。今年も暴れてくれよな!

 

#13 Marcus Morris

双子NBA選手のマーカスの森蔵くん。自分をエースと思い込んでいるかのようなシュートを乱発し、ギャンブル的な要素が多いのは確か。しかし、負けん気と気迫は図抜けていて、それがチームの活力となることもしばしば。シュートを打たなくなった森蔵はもはや森蔵ではない。今年も打ち続けて相手をかき乱してくれることを期待してます。あとレブロンストッパーらしいんでその辺頼みますね。レブロン対策がシモンズ対策、ヤニス対策にもなりますからね。

 

#20 Gordon Hayward 

大きな戦力が帰ってきました。あの怪我から約1年。ようやくセルティックスでのヘイワードが見られます。ヘイワードの長所はオフェンスのバリュエーションの拡大とハンドラーとして最終局面を任せられること。カイリーとスティーブンスのセットだけでも脅威だった昨季ですが、そこにヘイワードも加わるとなると勝負強さにより一層の磨きがかかります。バトラー大時代惜しくも逃した優勝を今季は当時の恩師スティーブンスとともに再び目指すこととなります。あの時の雪辱を果たす日は近い…!

 

#26 Jabari Bird

えーっと、書くべきなのかどうかわかりませんが、一応大事なチームの一員ですので。現状から言えば現在はチームに帯同していません。オフで不祥事があり、せっかく2wayから本契約を勝ち取ったにもかかわらず今季の出場が危ぶまれています。もったいない…。ディフェンス力と身体能力に優れた若い選手で、今夏のサマーリーグでは目覚ましい成長を見せていました。やってしまったことはもうどうしようもないので帰ってこれたらまた頑張ってもらいたいですね。

 

#27 Daniel Theis

ドイツ人ビッグマンのタイス。昨季は怪我により途中で離脱することとなりましたが、泥臭く仕事をこなせ、どのラインナップでも使い勝手の良い選手です。ワナメーカーとはドイツリーグ時代にチームメイトでした。ここのコンビは注目ですね。タイスの良いところは毎試合前にGAME DAYってTwitterで言ってくれるところ。たまに試合日だと忘れてる日にタイスのおかげでリアタイ観戦できました。嘘か本当か、信じるかどうかはあなた次第です。嘘だと思うならタイスをフォローしてみてね。

 

#30 Guerschon Yabusele

彼を知って3年、今だにスペルに自信がなく、調べながら打ちました。ヤブセレは大きな体と意外と入るスリーが武器のフランス人ビッグマン。ドラフトではジェイレンと同期で1年間海外でプレーした後、昨季からチームに合流してきました。スリーを決めるとよくわからないポーズをしてベンチを盛り上げてくれます。世間ではDabuseleと、Dabポーズとヤブセレをもじった造語で呼ばれているそうですが、僕からすれば変なポーズです。だってよくわからんもん。でも彼の仕事はチームに笑顔を届けること。その点では非常に優秀です。今年は優勝して笑顔を届けて欲しいですね。がんばれ!

 

#36 Marcus Smart

スマートは無事再契約を結びこれからもセルティックスの選手として優勝を目指していくこととなりました。彼の持ち味は身体を張ったハッスル。某漫画の「お前に華麗なんて言葉が似合うか?お前はカレイだ。泥にまみれよ。」というセリフが最も似合う男です。こういう選手がいるのはとても心強いです。オフェンス力は皆無ですが。先日スマートは母親を亡くしました。確か初めてもらった給料で母親に何か贈りたいみたいなインタビューがありました。それもあり、彼の愛していた母親の他界はとても辛いことだったでしょう。しかし彼は前を向いています。悲しみを一緒に乗り越えていこう。頑張ろうね!

 

#37 Semi Ojeleye

オジェレイだかオジョレイだかオジュレイだか、散々読み方で議論がなされた後にオリニクと読むことが判明した彼。(内輪ネタごめんなさい笑)プレースタイルはスマートそのもの。スマートよりサイズがあり、昨季はレブロンやヤニスをピンポイントで抑える役割を見事にこなしていました。一方でスマートよりさらにオフェンス力が皆無。スリーか合わせでダイブしてくるしかないです。ペネトレイトしてる姿の印象がないです。ここを向上させられればもっとプレータイムをもらえるんじゃないでしょうか。期待していますよ。

 

#42 Al Horford

みんなのお母さんのホーフォード。スパーズ黄金期のダンカンのように渋く堅実にチームを支える大黒柱。シュートタッチ、パスセンスが抜群で、相手センターを外に引きずり出して蹂躙します。昨季はヘイワード、カイリーとチームの中核をなす2人を怪我で失い危機的状況だったチームを救うのにリーダーシップを発揮。彼についていけば不思議と安心できました。そんな彼もファイナル出場は未経験。まあ、デビュー以来東でセルティックスとレブロン以外にファイナルまで勝ち上がれたのって、ハワード率いるマジックだけなんですが。どちらにせよ今年にかける思いは強いはず。カイリーとヘイワードや若手たちが困難を目の前にしたときに救ってくれるあの母性を今季も期待したいですね。

 

#44 Robert Williams

今年のドラフトでは2013年以来本命でビッグマンを指名。ヤブセレとジジッチはまあ、ご覧の通りですので…。その2013年のドラフトではノゲイラを指名し、直後にあのスーパースターをトレードで獲得しました。ロブは幸いそのスーパースターの枠は埋めなくて良さそうです。今季の期待されることはリバウンドとリムプロテクト。オフェンスはまずはPnRなりなんなりで絡めればいいかなと。身体能力が高くトランジションでも活躍できそうなので、ロジアーやジェイレンといった選手たちと組ませるとおもしろそうです。後は遅刻魔らしいので、いることを確認されずバスに乗り遅れてピザを片手に待っていた某選手のアレをセルフでやらかさないように気をつけたいですね。普通の顔してピザ食ってた。とか言いそうやもん。

 

#45 Walter Lemon Jr.

フレッシュレモンになりたいの〜。でおなじみのレモンくん。昨季ペリカンズと10日間?で数試合出てましたね。今季はサマーリーグからセルティックスの選手として帯同。無事2way契約を勝ち取りました。プレシーズンを見た感じ結構いい。さすがに即ローテ入りは無理ですが、ジャバリバードの去就によっては本契約見えてきます。限られたプレータイムでどれだけアピールできるか、注目ですね。それではみなさんご一緒に、フレッシュレモンになりたいの〜。

 

#46 Aron Beynes

オーストラリアのビッグマンであるベインズパパ。ホーフォードと双璧をなすお父さんキャラ。ニュージーランドじゃないよ、オーストラリアだよ。彼は昨季1年契約でチームに加わり、レギュラーシーズンやプレイオフでその屈強な身体を活かしたリバウンドやディフェンス、またスクリーナーとしてもどっしりと安心感を見せ、このオフの再契約にこぎつけました。短い時間でも役割を果たせるのが彼のいいところ。リバウンド取ってきてって言ったら取ってきてくれるし、ちょっとベンチにいるときもよくコート内に声をかけています。そして何より注目したいのは昨季のプレイオフで突然打ち始めたスリーポイント。“投石”と呼ばれています。これが入る入る…。めちゃくちゃ確率良かったんですよね。これによりセルティックスはさらに守りにくいチームに。パパの活躍にも期待です。

 

#50 PJ Dozier

昨季サンダーであの35番をつけた大物。OKCの35番といえば彼のこと。異論は認めません。と言っても確か1試合しか出てないんですよね。今年のプレシーズンではガベージタイムにちょこちょこ出てましたが正直あまり見れていません。リーグパス契約できてなかったんやもん、しゃーない。ということで彼について語るのはまた今度で。2wayなので限られた時間でどうアピールするか、フレッシュレモンとともに大きなタスクとなります。

 

HC Brad Steavens

知将スティーブンス。タイムアウト後やクォーター終了直前のセットは相手の裏の裏の裏のさらにまた裏をかくぐらいのことをします。はっきり言ってど変態です。やばい。就任以来コツコツと勝ち星を伸ばしてきていますが、今季は勝負の年。エインジスティーブンス6カ年計画もいよいよ大詰めです。セルティックスファンから絶大な信頼を寄せる彼ですが、今季は優勝を期待されるチームであるだけにそのプレッシャーも大きいはず。そんなことを全く表に出さないポーカーフェイスで僕たちも安心してます。采配に特に不満を持ったことはなく、自分の考えと違っても「スティーブンスだから何かあるんだろう」で納得できてしまう不思議。そしてなぜかうまくいく不思議。このチームの6月の居場所は彼の力で決まる部分も大きいはず。今年もよろしくお願いしますね。

 

以上で一応終わりました。気づいたらめちゃくちゃ長い…。なんとか開幕前に間に合いました。後1時間もすれば始まります。楽しみですね。18個目のバナーを掲げるべく、男たちの戦いは今始まる…!

FA市場総括[vol.3]

こんにちは。今回も引き続き偉そうにあーだこーだ言っていきますね〜。

 

Golden State Warriors  100点

センターが唯一の穴と言われていたチームにリーグトップクラスのセンターであるカズンズがまさかの加入。まさかです。そしてオフボールの動きとシュート力が売りのジェレブコも獲得。このチームに関してはあまり多くを語ってもしょうがないので単刀直入に言います。おそらくこのまま3連覇を達成するでしょう。あの緑のチームさえいなければ…!

 

Los Angeles Clippers 40点

長くチームを支えてきたデアンドレジョーダンを失ったのはあまりにも大きな損失ですよね。その穴を埋めるべくトレードでゴータットを獲得できたのでまだ被害は最小限に抑えられたものの…。ただエイブリーブラッドリーとの再契約やバーアムーテの凱旋はうまくいき、ドラフトで指名したシェイギルジャスアレクサンダーは長身のポイントガードであり活躍が期待されています。悪いチーム構成ではないです。今季に勝負をかける見込みはありませんが、再建への転換点だと思えばそう悲観することもなさそうです。プレイオフ出ちゃったら緑のチームがドラフトの指名権もらっちゃうもんね。

 

Los Angeles Lakers 90点

ほぼ満点だと思います。夏の季語と揶揄されてきた「〇〇はFAでレイカーズにくる」が実現したのですから。ロンゾ、イングラム、クズマ、ハートらの期待の大きい若手の中にレブロンという現役No. 1プレーヤー、ロンドというバスケIQがピカイチの司令塔、ランススティーブンソン、マギー、ビーズリーら癖だらけのベテラン達。おもしろそうなチームです。しかし大きな課題もあります。ビッグマンがどうあがいても足りていません。ローテ入りが期待できそうなのは僕たちのマギーとルーキーのヴァグナーと若手のズバッチだけ。3人ともフィジカルに強いわけではなく、ジャズ、ペリカンズ、スパーズ、ナゲッツといったインサイドが強いチームと7戦のプレイオフで戦っていけるのかという不安があります。スタートを任せられるセンターがシーズン中にぜひとも獲得したいところ。いいセンターがいれば100点満点のオフだったのに…。

 

Phoenix Suns 80点

この夏に再建を大きく進めたチームです。ドラフトでは1位指名権でセンターのエイトンを獲得、残りの指名権やトレードでこのドラフトではメルトン、オコボの2人のガード、フォワードのマイカルブリッジスも獲得。元々チームにいたブッカーやジョシュジャクソンらとともにこれからのチームづくりの中心となっていくでしょう。そして昨季絶好調だったロケッツでシーズン中スタートを務めていたアリーザとライアンアンダーソンを獲得。新ヘッドコーチにはココスコフが就任。今年勝つためのメンツかと言われれば微妙なところですが、再建への一歩を大きく踏み出した充実したオフシーズンでした。ブッカーの手術が心配ですが、長い目で見て無理をさせないことが一番でしょうね。

 

Sacramento Kings 60点

こちらも再建中のチーム。と言っても現在NBAで最も長くプレイオフから離れているチーム。早急にいい若手を集める必要がありました。そこでキングスがドラフトで指名したのはデューク大のバグリー。将来のNBAの顔となるポテンシャルのある彼をチームに加え、昨季のドラフトで獲得したフォックス、フランクメイソン、ジャスティンジャクソン、ジャイルズら、そしてヒールドやコーリースタイン、ボグダノビッチ、ヨギ、ラビッシエーなど、有望な若手が多数いるため、誰を中心にチームを作るかという贅沢な悩みを抱えています。噂になっていたラビーン、ジャバリパーカー、スマートの獲得はいずれも失敗しましたが、このオフの動きを評価するよりは将来どんなチームを作るのか楽しみにしていた方がいいですね。

 

Dallas Mavericks 70点

気がついたらそこそこおもしろそうなチームができてました。ドラフトでは昨季ずっと話題だったドンチッチを指名。他にもブランソンやヤニスの弟も60位で獲得してましたね。さらにFAでは前回口頭合意に至ったにもかかわらず契約が破棄となったデアンドレが今度こそ契約。ノビツキーがおそらくラストイヤーとなる今季、その道に花を手向けるべく、プレイオフも狙えそうなチームとなりました。選手層は心許ないものの、近年のマブスでは一番若手が多く、急な成長を遂げる可能性もあるため、注目すべきチームのひとつです。

 

Houston Rockets 40点

満足な補強ができたようには僕は思えませんでした。ディフェンスでチームに貢献してきたアリーザとバーアムーテはFAで去りました。色々あったカーメロとマイケルカーターウィリアムスをFAで獲得し、その穴は埋めたようには見えます。しかし、彼らのディフェンス力を考えるとどうもイマイチ…。その後ライアンアンダーソンをトレードし、ブランドンナイトとマーキスクリスを獲得したものの、ガード過多で昨季の方がバランスが良かった印象。とはいえクリスポールとハーデンの2人がいるチームです。昨季の好調もまぐれではありませんし、依然として強豪であることには変わりありません。僕を見返せるような戦いぶりを期待したいですね。

 

Memphis Grizzlies 100点

100点なのは我らがYuta Watanabeを2way契約で獲得したからです。異論は認めません。とはいえ、昨季は怪我に苦しんだコンリーとガソルは戻ってきますし、器用でなんでもこなせるカイルアンダーソンも獲得しました。ドラフトでもジャレンジャクソンJr.を指名。そこまで悪くないチームのように思えます。プレイオフ争いに加わる勢いで勝ち進んでほしいですね。そしてYuta WatanabeをNBAのコートに立たせるその日を楽しみにしています。よろしくお願いします。

 

New Orleans Pelicans 60点

ロンドとカズンズを見返りなしに失ったのは大きいです。しかし、ペイトン、ランドル、オカフォーの2014年ロッタリー組を限られたサラリーの中でうまく例外条項を使い獲得。ロンドとカズンズ以外の主力は残り、ADがリーダーとしてチームを束ねる時が来たように思います。ここでプレイオフに出るような力があればペリカンズの強さは本物です。昨季のプレイオフでの健闘も偶然ではなかったことを証明できます。ペリカンズはそれができるチームだと思いますし、新たに加わった若手とともにまた新しく強いチームに生まれ変わってくれることでしょう。いつもペリカンズ優勝とどこかからともなく聞こえてきますしね!

 

San Antonio Spurs 70点

残しておいてもチームに悪い雰囲気が流れそうだったレナードをいい条件でトレードできました。同時に若返りも計り、頭角を見せ始めたマレーやデリックホワイト、フォーブズ、ドラフトで獲得したロニーウォーカーらでガード陣が安泰であると判断し、年齢の高いダニーグリーンとパーカーは放出。ビッグマンのポートルを獲得できました。そして優勝メンバーだったベリネリが復帰。成功と言っていいオフでしたね。…と言えるのはチームの現状だけを見てるから。スパーズがこのオフで失ったものは戦力どうこうで完結するものではありません。芽が伸びなかった若手時代にスパーズで役割を見つけ地位を確立していったダニーグリーン。2014年ファイナルでは前年のフリースローのミスにより優勝を逃したことを乗り越えファイナルMVPを獲得する活躍を見せたエースのレナード。2003,05,07,14と4度の優勝に貢献し、チームのレジェンドのダンカンと並びスパーズ一筋で過ごしてきたパーカーの移籍。同じくスパーズ一筋で何度もチームのピンチを救ってきたジノビリの引退。あまりにも多くのものを失いました。それでもスパーズは存在し続けていきます。今季のメンバーがどれだけのケミストリーを見せシーズンを戦い抜いていくのか、楽しみにしていたいですね。

 

これまでセルティックス以外の29チームについて普段ほとんど見てないのに偉そうに評価してきました。各チームを応援されてる方には納得のいかない部分があったかもしれません。まああくまで僕の予想と期待なので、何言ってんだこいつ、程度に受け取ってもらって構いません。予想が大きく覆されるのがおもしろいですからね。すでにプレシーズンも行われており、いよいよ開幕を迎える時期になりました。開幕直前にセルティックスだけの選手紹介を含めたものを投稿しようと思うのでぜひチェックしてみてください。今回も長々と読んで頂きありがとうございました。

FA市場総括[vol.2]

お久しぶりです。大変長らくお待たせしました。レポートやら試験やらリーグ戦やらで多忙を極めた9月でした。また適当なペースで更新していきます。

 

さて、前回まで何をやっていたかと言いますと、このオフの各チームの動きを偉そうに採点し、あーだこーだ言ってました。主観でしかないので大目に見てください、というのは前回と一緒です。それでははじめていきましょう。

 

Atlanta Hawks 60点

スーパースターであるカーメロアンソニー氏を長年チームを支えてきたシュローダーと引き換えに獲得し、その後カーメロをウェイブ。これだけを聞くとただ失っただけのオフに見えます。しかしドラフトではトレーヤング、スペルマン、ハーターとそれぞれ懸念すべき点はあるものの実力のある選手を獲得。昨季活躍したプリンス、コリンズやこのオフに獲得したトーマスロビンソン、アレックスレンらとともに若くエネルギッシュなチームを構築していくことでしょう。さらに何故か大ベテランのビンスカーターが加入。いつ引退するかわからないような選手ですが、若手にはいい影響を与えることは間違いありません。ホークスのこのオフは未来への勇気ある一手であると評価しました。

 

Charlotte Hornets 60点

満足のいく補強ができたかというとそうでもない、ただこの夏を賑わせる原因となったチームでもあります。その大きな要因は何と言ってもトニーパーカーの獲得。スパーズ一筋でキャリアを歩んできた彼をかっさらっていったのはまさかのホーネッツ。正直みなさん驚いたことではないかと。チームには同じフランス代表のバトゥームがいますし、移籍先としてはよく理解できますが。またハワードを放出した穴埋めとしてボブキャッツ時代にドラフトしたビヨンボを呼び戻し、ドラフトで獲得したマイルズブリッジスもいい感じ。悪くないチームだと思います。ただインパクトがイマイチ足りないのも事実。モンクがうまく成長すればプレイオフは狙えるのではと思いますが果たして…。

 

Miami Heat 採点不可能

ウェイド、ハスレムのフランチャイズプレーヤー2人は再契約、2人とも引退の二文字がちらついており、ヒートで引退する可能性が高いです。これはファンとしてはいい動きかもしれませんね。ですが、採点できない理由として、このオフ全く動いていないこと、そして現在ジミーバトラーの獲得を狙っていることが挙げられます。トレードが成立するか、成立したとして誰を出すのか、この辺が採点の基準となるため今の段階でどうこう言う問題ではない気がします。強いて言うならキャンプ契約に"ダンカンロビンソン"とかいうスパーズからの回し者じゃないかと疑う選手がいること。あとオリニクがいる。帰れ。

 

Orlando Magic 20点

出すと言われ続けてもブチェビッチは残しました。そのうちドラフトで獲得したバンバに居場所を譲りトレードされてしまうことになるのでしょうが、チームに長くいる選手ですしそう軽く扱ってしまうのはお互いリスペクトがありませんね。フロントコートは高さも運動能力もあり、そこそこ充実していると言っても良いでしょう。しかし問題はガードがいないこと。一体どうするんでしょう。全くどうするのか思いつきません。どうするんでしょう。

 

Washington Wizards 90点

僕としてはほぼ完璧なオフだったと思えるチーム。ゴータットとトレードでオースティンリバースを獲得し、また色々あって転がってきたハワードを回収、FAでもジェフグリーンを格安で獲得し、重たかったサラリーの中でできることを最大限やったオフでした。なぜ10点足りないか?マヒ…いやなんでもありません。それに見合う活躍をしてくれますもんね。ね?

 

Portland Trail Blazers 40点

なんかした?まあでもいじくり回さなくても勝てる算段があったんだろな。ガード陣の層の厚さは増したように思えますが、なんせウイングが物足りない…。もう少し思い切った動きをしたかったですね。弱くはなってないと思いますが、強くもなってません。どういうチーム作りをしていくのか見ものですね。

 

Denver Nuggets 80点

ドラフトでは思い切ってマイケルポーターJr.を指名しました。ポーターは実力こそこのドラフトでもピカイチでしたが、怪我が懸念されこの順位まで落ちてきました。欲しかったウイングに大きな戦力となってくれるのでしょうか。もう1人ドラフトで獲得したヴァンダービルトはケンタッキーでは主力として活躍した実力者であり、こちらにも期待がかかります。僕はこの2人に注目しています。また、アイザイアを格安で獲得。ボストンを出てから評価が下がる一方ですが、かつての輝きを取り戻して欲しいです。がんばれ、アイザイア!

 

Oklahoma City Thunder 90点

最優先事項のポールジョージとの再契約はすぐに決定、フィットしきれず契約は重たかったカーメロの処理はトレードでシュルーダーを獲得し100点満点といえる出来で解決。層が薄かったビッグマンにはノエルを加え、完成したロスターは盤石のように思えます。あとはシューターが欲しい気はしますが、うまく補強できたオフだったのではないでしょうか。ウェストブルックがシーズン序盤は離脱する可能性が高いですが、シュルーダー、フェルトンとポイントガードの層はリーグ屈指。特に問題ないでしょう。何かと因縁のあるウォリアーズを倒す筆頭候補だと思っているのでとても楽しみなチームです。

 

Utah Jazz 80点

フェイバーズと再契約できたのが良かったですね。主力メンバーに大きな変動はなく、成長も見込めるので今季のNBAを荒らしてくれそうなチームです。ドラフトで獲得したグレイソンアレンはダーティーなプレーで注目を浴びましたが、器用でなんでもこなせるいい選手です。国際色豊かなこのチームがどんな戦いを見せてくれるのか、非常に楽しみです。というか他チームのファンからすれば怖いですよね。

 

Minnesota Timber Wolves 30点

上位を狙うためにテコ入れが必要だったチームに突如として降りかかったジミーバトラーのトレード要求。足元を見られているのにもかかわらずなぜか強気なウルブズフロント。早く出たいムードを出すジミー。ジミーはまたしても若手と協調することができずチームを去ってしまうのでしょうか。このチームはボロボロです。何か明るいニュースはあるかというと、タウンズが再契約しました。これによりジミーの放出はほぼ決定的に。プレシーズンも出ないとか言ってます。全然明るくねえ…!

 

今回はここまでです。ここのところ台風や地震など、いくつもの自然災害が日本を襲っていますが、皆さまご無事でしょうか。つらいときこそNBAを見て元気出していきたいですね!今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた次回!

〈番外編〉FA市場総括[vol.1]

どうも。絶賛ネタ切れ中です。だってセルティックス、ツッコミどころないぐらい上手くいってるんやもん。ということで今年のオフの動きについて、セルティックス以外のチームにも少し触れてみようと思います。もちろん僕はセルティックスしかまともに観てませんし、他チームに関しては受け売りの知識しかありませんが「他からはそういう目で見られてるのか」程度の気持ちでお楽しみください。偉そうに採点しますがそれもただの一意見だと思っていただければありがたいです。叩かないでね。それと時系列はもう全然覚えてないんでチームごとにいきます。

 

Philadelphia 76ers 30点

セルティックスと開幕戦、そしてクリスマスゲームで対戦する予定ですね。サラリーキャップがガッポガポ空いていたこのオフは大型補強が期待されました。が、獲得できたのはドラフトの指名選手とウィルソンチャンドラーをトレードで連れてきたぐらい。ビエリッツァは口頭合意だけで本契約に至らず、さらには昨プレイオフで大活躍だったベリネリやイリャソバには見返りなしで出ていかれる結果に。一時キャブスからコーバーを獲得する噂があるも実現せず、ドラフトで指名した選手も軒並み怪我をしてしまいます。若いチームですし、完全復活するであろうフルツがいることもあり勝ち星は伸ばす可能性はありますが、上手く動けなかったオフと言っていいでしょう。残念。

 

New York Knicks 70点

ドラフトでのノックスの指名は当たりそうな予感。主力は大方残り、若手の成長を楽しみつつプレイオフ戦線に絡みたい一年。ポルジンギスの怪我は懸念しないといけないですが、カンターも無事再契約し、ニリキナ、ムディエイらの成長を考えると昨季よりは順位を上げてきそうですね。

 

Brooklyn Nets 50点

まあ、って感じ。トレードで獲得したファリードがかつてのハッスルマシーンと化してくれればディアンジェロやRHJ、ジャレットアレンらとともにエネルギッシュなチームを作りそう。目標はとりあえずプレイオフ。自前指名権もようやく返ってきます。でもYuta Watanabeに見切りをつけた罪は重い。だから50点。

 

Toronto Raptors 40点

あのトレードがどう出るか、それ次第です。レナードとダニーグリーンの獲得は間違いなくディフェンス力の向上には繋がります。またモンローの獲得でインサイドはより強固なものになりました。ただ気になるのはケミストリー。COYを受賞したケーシーの解雇。10年近くチームを引っ張ってきた生え抜きのエースの放出。こちらに関しては不安要素しかありません。戦力だけなら明らかにプラスですが、それが勝ちにつながるとは言い切れないものもあります。だからちょっと低めに。

 

Cleveland Cavaliers 70点

マイナスはレブロンの見返りなしの放出だけ。それ以外に関してはまずまずのオフです。ラブとセクストンを中心にクラークソンやナンス、オスマン、ジジッチら若手の育成をしつつプレイオフはまだまだ狙えるチームです。実は良い選手のデッカーも獲得。レブロンのせいで無能と言われ続けたルーの腕の見せ所ですね。ここでやらねば貴様は無能だ。

 

Indiana Pacers 80点

昨季台風の目となったチームにタイリークとオクインを加えました。イーストを荒らしてくれそうですね。オラディポは昨季で一皮むけ、これに続いてターナーやサボニスら若手ビッグマンも成長すれば50勝は難なく達成しそうなチーム。めちゃくちゃ怖い。インパクトには欠けるものの最高クラスのロールプレーヤーを手に入れられたこのオフは成功でしょう。

 

Detroit Pistons 70点

ドラフトでカイリートーマスとブルースブラウン、FAではカルデロン、パチュリアと渋い補強をしました。渋い。いい意味でも悪い意味でも。チームカラーにスパイスを加えることはできる選手ではありますが、味に変化はなし。ただチームケミストリーは良好なようで、オフにみんなでトレーニング行ったよー、って投稿を誰かがどこかで上げてるのを見た気がします。ケーシーがヘッドコーチになったのもプラスです。

 

Milwaukee Bucks 90点

セルティックス最大のライバルとなりそうなチーム。2kの呪いがかからなさそうなヤニスをエースに据え、ブレッドソー、ミドルトン、ブログドンらの中心選手は健在。ドラフトではファイナル4でシンデレラボーイとなったディビチェンゾを指名。スネル、メーカー、デラベドバ、ヘンソンらの使い勝手のいいロールプレーヤーも残り、FAでイリャソバが復帰。ジャバリパーカーの放出も痛くないぐらい盤石です。相変わらず長いし怖い。

 

Chicago Bulls 70点

ドラフトで僕のイチオシ選手ウェンデルカーターJr.を指名。マルケネンとめちゃくちゃ合いそう。さらにFAでジャバリパーカーを獲得。不安要素だったウイングに強力な選手を加えられたのは大きいですね。昨季のカレッジ時代に一時八村やん、と話題だったハッチソンも加入しています。ただプレイオフにすぐに出れるかといえばそうでもないだろうし、ラビーンの契約がちょっと重たいのが気になります。お金に見合った活躍をしてね。でなきゃあの人がやばいから。

 

今回はこんな感じです。一気に紹介しても大変なので10チームずつやっていきますね。セルティックスは開幕直前にセルティックスだけで書くつもりなので後回しに。それでは次回予告、といきたいところですが僕はイケボじゃないのでパスで。次回はイーストの残りとノースウェストの5チームを予定してます。お楽しみに〜。

 

追記

一部間違ってた箇所があったので修正しました。ほんとにごめんなさいー。

2018-19シーズン[vol.2]

さて、FA市場がいよいよ解禁ですね。少ない知識で頑張って語っていきますよ。

もう一度セルティックスのFA選手を振り返っておくと、ラーキン、ベインズ、モンローが完全FA。スマートはRFAです。僕の考えとしてはベインズとスマートは再契約必須。モンローは高騰しそうだから見逃す。ラーキンは出来るだけ低い額で…。という感じでした。しかしFA市場の解禁を待たずしてセルティックスに動きがありました。ユーロリーグのスターガード、ブラッドワナメーカーを獲得。過去にNBAロスター枠を勝ち取れずユーロへ行き、着実に実績を積み上げた選手です。年齢は28歳。一番脂の乗っている頃合いですかね。タイプとしてはスコアリングガード。しかし、プレイメイクもうまく、ロジアーやカイリーが攻めあぐねた時は試合を立て直してくれることを期待したいですね。また、ドイツのチームにいたときにはタイスとチームメイト。これは大きいですね。彼との契約でラーキンとの再契約の線はほぼ消えましたが、ワナメーカーもいい働きをしてくれるでしょう。多分。

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FA市場解禁が迫る中、盛り上がるのはレナードの去就。セルティックスがオファーをした、という情報が見られました。ディールとしてはロジアー、ジェイレン、テイタムのうち2人とホーフォードかヘイワードを出し、レナードとガソル兄を受け取る、というものです。補強じゃない…ですよね?多分このディールだといくらエインジでも承諾しません。他チームのオファーにスパーズが食いつくか、もっとセルティックスにとって有利な条件でないと成立しないでしょうね。これで成立したらセルティックスファンやめるぞ。

そんなことをしていると、オーストラリア代表のデラベドバとソンメーカーが来日。渋谷に練り歩いていたようで、僕も授業抜けて見にいけばよかった…。彼らが来日したのは6月29日(金)の日本vsオーストラリアの代表戦のため。日本には我らが誇るスーパースター、Gonzaga UniversityのRui Hachimuraが参加しています。NBAを目指し、大学3年目を迎える彼にとって、メーカーのようなNBAサイズのビッグマンやデラベドバのような泥臭く仕事に徹する選手との対戦はいい刺激になります。試合はその八村や先日帰化したばかりのファジーカスらを中心に点を重ね、日本優位で試合を進めます。そしてなんと勝ってしまいます。アジア1位のオーストラリアに。日本のバスケもまだまだ捨てたもんじゃないですね…!

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そしていよいよFA市場の解禁です。大物はやはりレブロン。他にもクリスポールやカズンズ、ポールジョージなどのスーパースター達がFAとなります。ジャバリパーカー、ランドル、ゴードン、スマートら2014年組の若手達や、ジャマールクロフォード、ウェイド、トニーパーカー、ジョージョンソンらのようなベテラン選手まで、注目すべきポイントは多いですね。また、元セルティックスのアイザイア、エイブリー、ロンドらの去就も気になるところです。まだ他にも忘れてるけどすごい人がいる気がします。woj砲第一弾は誰になるのやら…。そんな不安と緊張、そして何よりワクワク感を胸に、現地7月1日を迎えます。

現地7月1日、日本時間では昼頃にFA市場が解禁しました。噂の多かったポールジョージやクリスポールは即日で再契約。デアンドレジョーダンは数年前に成立した口頭合意を破棄したマブスと再び口頭合意。今度はちゃんと移籍しそうです。さらにベリネリやイリャソバの古巣凱旋など、初日からさまざまな動きがありました。そしてセルティックスはベインズと再契約。2年11milの減俸を飲んでくれました。よかった。また一緒に優勝目指せる…。ありがとう。

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そして日本時間の7月2日、NBAのパワーバランスを大きく変える出来事が…。なんと、レブロンレイカーズに移籍することとなりました。4年154milで4年目にPO。最低でも3年はレイカーズです。レブロンキャバリアーズを見限るのはこれで2度目。今さらもう誰も怒らないでしょう。しかし、彼の移籍により西の混戦状態に新たな風が吹き込むこととなりました。ずっとレブロンのいない西地区で過ごしてきた15チームは一体どうなってしまうのでしょう。セルティックスとしては打ち負かして追いやれなかったのは悔しい形に。しかし結果的にイーストで戦う上では非常に戦いやすくなりました。まあ、こんな形は望んでなんかいなかったんですけどね。ともかく、移籍したのはまぎれもない事実です。レブロンはもうクリーブランドにはいません。再びファイナルで相見えるその日まで、セルティックスは着実に力をつけていきたいですね。

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この写真何回見ても違和感しかねえな…

そんな大荒れの現地7月1日でした。

現地7月2日。日本では3日の朝。レブロンどころの騒ぎではなくなります。カズンズがウォリアーズに。動揺しすぎてなにも言えません。冷静に考えて冷静になってられません。しかも5.3milで。5.3て、ベインズより安いじゃないですか。ルール上は何の問題もありません。文句言うのは違います。わかります。でもさすがにねえ…。いやセルティックスが倒せばいいだけの話なんですけど。でも手強いのにはもちろん間違いありませんし、「順当に行けば」ウォリアーズの3連覇でしょうね。

そんな期待のかかるセルティックス。ようやく無事スマートとも再契約できました!よかった。なんかレナードとかカーメロとか動いてるけど知らん、スマートの残留が何より大事だ。これで来年もほぼ変わらないメンバーで迎えることができます。スマート、本当にありがとう!

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その裏で、カディームとネイダーはウェイブとなりました。昨季の活躍は期待通りとは言えずしょうがない部分もありますが、彼らはまだまだ若い選手です。チャンスを掴めるところで掴んでもらいたいですね。また、サマーリーグではジェイレンの大学時代からのチームメイト、ジャバリバードが大活躍。本契約も見えてきました。2wayからでもこうやってしっかりとチャンスをモノにしてくれるのは嬉しいですね。

2wayからチャンスを掴む、といえば、我らがYuta Watanabeがついに!ついに!グリズリーズとの2way契約にこぎつけました!まだ本格的にNBA選手になった、とは言えないものの、ここまでこれることがすごいんですよね。しかもグリズリーズはディフェンス主体のチーム。Yuta Watanabeならフィットするのではないでしょうか。このまま本契約を勝ち取り、来年のRui HachimuraとともにNBAのコートに日本人が立っている姿を見せてもらいたいですね…!

一応触れないわけにもいかないのでざっと触れておきます。レナードはラプターズへトレードされました。それに伴いデローザンはスパーズへ。フランチャイズプレーヤーが消えていくのはなんだか寂しいですね。

 

今回は以上となります。久しぶりに更新しましたので初めの方は下書きした記憶もありませんが…。このペースだと次は開幕直前ですかね。なんせ話題がない。オフシーズンがここまで暇だとは…。

2018-19シーズン[vol.1]

どうも。振り返り編終わったばかりですが、2018-19シーズン編スタートしていきたいと思います。何かあるごとに随時まとめて更新できればな、というふうに思っています。今まで通り2500〜3000字溜まったら更新が目安かな。今回は初回ですのでそれほど多くは語りませんが…。

ということでドラフトがありましたね!エイトン、バグリー、ドンチッチ、JJJ、トレーヤング、バンバ、カーターJr…と、有望選手が次々と指名されていく中でセルティックスは27位の指名権を保持していました。トレードするのでは、とさまざまなところで噂がありましたが、結果的にセルティックスは指名することを選択。セルティックスが指名したのはテキサスA&Mのソフォモア、ロバートウィリアムスくんでした。

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どんな選手かは以下の動画を見てもらえれば大体わかると思います。(←おい

https://youtu.be/xdNEXw14q7s

ゴール下ではゴリゴリやってくれそうで、機動力もあります。さらに長い腕を生かしたブロックショットが得意でカレッジでは2017-18シーズンには平均2.6ブロックを達成しています。オフェンスではトランジションで輝きそうや感じで、加えてPnRのスキルを磨けばスティーブンスが上手く使いこなしてくれそうです。シュートレンジは少し怪しいですが、ホーフォードが動けるうちにいろいろ試しながら成長してもらえればいいかな。焦らずじっくり育てていきたいね。

セルティックスフロントもこの指名には気分が良いらしく早速新しくできたロッカールームに彼の場所が。今年のドラフトで手に入れたルーキーはロブだけなのでかわいがってあげましょう。

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すでにホーフォードと軽くワークアウトを行なった模様。ロブはホーフォードを良いお手本だ、と言っているので、彼の背中を見て今後セルティックスの大黒柱になるかと思うとワクワクしますね…!またセルティックスを素晴らしい組織だ、と絶賛。ディフェンスやハッスルプレーでチームに貢献していくつもりだとも答えています。

そして彼は生まれながらにしてセルティックスに入る運命だったのかもしれません。それがこちら。

https://twitter.com/rob_williamsiii/status/182225269824827392?s=21

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ええぞ、もっとやれ…!←

他にもかの有名な “The earth is flat” やプレイオフでのテイタムを讃えるようなツイートも過去にはしており、すでに彼には Green Runs Deep なんですね。素晴らしい。知らんけど。KGのような熱いハートを見せてもらいましょう。

 

さて、セルティックスが嫌でもぶち当たるのがFAの問題。スマートが制限付きFAで、ラーキン、モンロー、ベインズは完全FAです。ロスター枠の関係で誰か1人はさよならです。モンローは確実にいなくなるかなー。契約高騰しそうだし。ベインズも先日「大きな役割が欲しい」と言っていたのが気になりますね。発言の文脈的に今のセルティックスのような大きな役割を、とも取れなくもないのですが、絶対残るかと言われれば自信はありません。ラーキンに関しては読めません。要所要所での堅実な働きぶりを見ていれば残したいのは山々ですが、セルティックスが今ユーロのスターガードを狙っているという噂もあり、見送られる可能性も十分あります。戻ってきて欲しいけどね。あとはなんといってもスマート。サラリーに余裕があれば間違いなく再契約です。相思相愛ですし。ただスマートは12〜16milの契約を希望していて、セルティックスはそれだけ出してしまうと他の補強が進まない可能性もあります。交渉次第でしょうか。優勝には必要なピースですしすんなり決まればいいですが…。

あとは揺れるレナード問題。ジェイレン、ロジアー、指名権などで獲得するのでは、と出てますね。ウイング過多になるのは目に見えていて、さらにロジアーも今年で契約が切れるとなるとこの2人がアセットになってしまうんでしょうね。でもな、エインジ、残す方が吉だと思うぞ。2人とももう緑の血が流れてる。一緒に優勝しよう。な?

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ひとまず現地7/1のFA市場解禁までは公式にはなんのリリースもないと思います。レナードはFAの事情見てから動きそうですしね。スパーズフロントが。僕が注目するこのオフの見どころとしては

①レナードをトレードで獲得するのか

②そろそろタックスを超える補強をするのか

③ロブがサマーリーグでどれだけできるか

の3点ですかね。特にタックスラインは優勝を本気で目指すなら超えてもいいと思いますし、どうせセルティックス金は持ってるんだからいつまでもケチらんと払えってのが本音。ロジアー、ジェイレン、テイタムを全員残すには必須です。最悪Yuta Watanabeってフォワード取ったら日本からいっぱいお金流れるから覚えててね。

てな感じで今回はここまでです。振り返り編の最終回が深夜に更新したため見れてない方も多いと思います。こちらをご確認ください。

https://jb70celtics.hatenablog.com/entry/2018/06/22/012333

それではまたお会いしましょう。

 

2017-18シーズンを振り返って…[vol.4]

どうも。いつもありがとうございます。前回から更新が遅れてしまい申し訳ございません。ファイナル中に出そうと思ったら4試合で終わっちゃってモチベーション下がったんです。許してください。さて、今回はプレイオフと来シーズンの展望を中心に書き綴りたいと思います。

 

一回戦の相手はバックス。ヤニス率いる高さがありタフなチームです。高さという点ではセルティックスは大きくディスアドバンテージを背負うこととなります。

第1戦は互いに譲らぬシーソーゲームとなります。シーズン終盤と同じくロジアーは絶好調。ホーフォードは積極的に得点に絡み、ジェイレンやテイタム、森蔵らも点を重ねていきます。対してバックスはヤニスとミドルトンを中心にセルティックスの誇る強固なディフェンスを崩していきます。一時点差は離れますが最終局面で再び1ポゼッション差の展開となります。残り15秒でセルティックスが3点リードの場面。ヤニスのアシストからブログドンスリーポイントを決め、ついに同点となります。タイムアウト明けにスティーブンスがラストショットを託したのはクラッチに強いロジアー。時間を使いロジアーはスリーポイントを決め、0.5秒で3点差とします。しかしそのタイムアウト明けに今度はミドルトンがディープスリーを決め、第1戦からOTに突入することとなりました。OTでも一進一退の攻防は続きます。しかし、セルティックスがディフェンスからリズムを作ると、相手のファールゲームの展開に持ち込みリードを守り切ったまま逃げ切りました。

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なんとかホームで一勝を飾ったセルティックス。続く第2戦は序盤で流れを作ります。特に乗っていたのはジェイレン。この試合は最終的に30点取ります。また、ロジアーも引き続き好調。対するバックスはヤニスとミドルトン以外が息を潜めてしまい、点差が詰まらないまま試合終了を迎えます。

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ホームで2連勝しシリーズをリードしたセルティックスですが、第3戦ではデラベドバとソンメーカーのオーストラリアコンビに苦しめられます。デラベドバは相変わらずの捨て身の泥臭いプレー、ソンメーカーは長さを生かしたブロックショットや広いシュートレンジでセルティックスを攻守ともに圧倒。結局大差をつけバックスが勝利します。

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第4戦ではセルティックスがローテーションを変更し、サイズを下げて走る展開に持ち込みます。この影響か、若さで勝るセルティックスは序盤こそリードを奪われるも3Qではバックスを追い詰めます。ジェイレンはこの日も好調で、キャリアハイとなる34得点を記録します。そして残り1分を切り、ついにセルティックスが逆転します。しかしこの流れを断ち切ったのはブログドンとヤニスでした。最終的には2人に押し切られ、この試合はバックスの勝利に終わります。シリーズタイとなり、1回戦から熱いシリーズとなりました。

ボストンに戻り迎えた第5戦。セルティックスにスマートが帰ってきます。すると持ち前のディフェンスや身体を張ったプレーを見せ、バックスのオフェンスを停滞させます。この試合はセルティックスのターンオーバーが多かったものの、スマートが復帰したことにより守備が格段に良くなり、このまま守り勝ちます。そしてシリーズ突破へ王手となるのでした。

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再びミルウォーキーに移った第6戦。初めはバチバチと互いに譲りませんでした。しかし2Qに入るとこの試合はバックスのディフェンスが冴えに冴え、セルティックスはビハインドを負ってしまいます。以降もバックスのディフェンスはハマり、セルティックスも食らいつきますが点差を縮められないまま試合終了。シリーズは3-3となり、第7戦に突入することとなりました。

第7戦。去年もCSFでは第7戦にもつれ込みました。オリニクの活躍でなんとか勝ったのが懐かしいです。そしてそんなオリニクが3人に乗り移ることとなります。まずはホーフォードが気合十分のプレーを見せます。チームの大黒柱の気合にチームは押され、徐々にリードを奪っていきます。前半で足を痛めて後半を欠場することとなったジェイレン。しかしその穴を埋めるようにロジアーとテイタムが奮起します。こうしてホーフォード、ロジアー、テイタムの3人で計72点をあげ、スマート、オジェレイ、ベインズのディフェンスも機能し、セルティックスがこのまま逃げ切りシリーズ突破を決めました。長いシリーズでしたが若手が着実に成長していることを感じられるシリーズとなりました。手強かった。手強かっただけに勝てた経験は大きいものとなりました。

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CSFの相手はRS後半戦からメキメキと勝ち星を伸ばし波に乗っているシクサーズ。2012年のCSF以来の対戦となります。当時セルティックスが4位、シクサーズが8位、セルティックスはロンド、エイブリー、ピアース、KGらが中心のチームで、レイアレンを怪我で欠く中第7戦でシリーズ突破を決めました。とても懐かしいですね。そんなシクサーズとの再戦は互いに若返ったチームとして迎えることとなりました。

第1戦。直近21試合で20勝しているシクサーズの勢いをセルティックスディフェンスが封じます。この試合のシクサーズの3pts%はわずか19%。レディック、コビントン、サリッチ、ベリネリ、イリャソバらを簡単に打たせないことで相手のオフェンスをシモンズとエンビードに絞り込み、楽な展開で試合を進めます。さらにオフェンスでもバックスとの第7戦に続きホーフォード、ロジアー、テイタムが好調。3人で83点を叩き出します。さらに驚くべきはその精度。3人のFGは29/46で、6割ほどの精度で次々とシュートを決めていきます。こうして第1戦はセルティックスの完勝となるのでした。

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第2戦はセルティックスのディフェンスがさらに冴えます。第1戦不調だったシクサーズのシューター陣は高確率でスリーポイントを決め役割を果たしましす。しかし、この日セルティックスが完封したのはシモンズでした。シモンズはこの試合FG0/4と積極性を欠き、フリースロー一本のみの1得点でした。対するセルティックスはロジアー、テイタム、ジェイレン、ホーフォード、スマート、森蔵が満遍なく点を取り堅実に試合を進めます。序盤こそ相手のスリーポイントで走られますが、徐々に修正して後半に入ると一気にリードを奪い、そのまま逃げ切ってシリーズを2-0とリードしました。

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フィラデルフィアに移り迎えた第3戦。この日は序盤から接戦。エンビードやシューター陣が点を重ねるシクサーズに対し、ロジアー、テイタム、ジェイレンのエネルギッシュなプレーで食らいつくセルティックス。お互い若手主体のチームとだけあり、がむしゃらに戦い続けます。特に後半に入ってからはほとんどの時間が5点差以内の展開であり、流れを掴んではリードが入れ替わるシーソーゲームとなります。 しかし試合が動いたのは終盤。流れを掴みかけていたシクサーズがターンオーバーを連発します。ところがセルティックスもシュートが入らない。どちらがこの均衡を抜け出せるか、という勝負になります。お互いなかなか点が入らず、2点差以内のどちらに転んでもおかしくない展開が最終Qの大部分を占めることになります。残り1分半の場面、レディックがジャンプシュートを決め2点差でリードするとテイタムも負けじとシュートを決め返します。残り40秒でベリネリがフリースローを2本決め2点差とすると、残り24秒でジェイレンがスティーブンスのクリエイトしたど変態セットで決め再び同点に。シクサーズのオフェンスがラストオフェンスとなることになります。ところがこの攻めでシクサーズは痛恨のターンオーバー。ロジアーのスティールにいち早く反応したジェイレンが走りレイアップを決め残り1.7秒で2点差でリード。このままセルティックス勝利かと思われました。しかしシクサーズも黙っていません。ベリネリが執念でシュートをねじ込みOTに突入します。OTに入るとベリネリとレディックが立て続けに決め、いきなり5点のリードを奪います。セルティックスも食らいつきますが、OTでは一度をリードを奪えないままラストオフェンスとなり、森蔵のアイソになったところをすかさずタイムアウト、残り8秒となりまたしてもスティーブンスのセットに託されることとなります。しかしもうこのブログを読んで頂いていればわかる通り、成功しちゃいます。ホーフォードのコビントンとのミスマッチをうまく使い、残り5秒にしてOTで初めてリードを奪います。さらにその次のオフェンスではシモンズが痛恨のターンオーバー。このまま試合は終了し、セルティックスがシリーズを3-0とし、2年連続のCF進出へ王手をかけます。この試合はこのプレイオフで一番おもしろかった試合だと思います。両者とも未来は明るく、今後何年にも渡りNBAを盛り上げてくれる2チームのライバル関係の始まりを見た気がしました。何十年も前に偉大な先人たちが築き上げた関係のように。

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第4戦はさすがにシクサーズが勝ちます。なんでこんなあっさりしてるかって?リアタイできずに負けちゃったの知ったからあんまりちゃんと見てないんだよ、文句あるか。…あるね。ごめんなさい。とりあえず、シクサーズはそれまでは絶好調のチームでしたし、一筋縄でいくとはもちろん思っていませんでした。そうして再びボストンに戻ることとなります。

第5戦。引き続き後のないシクサーズはサリッチとエンビードが奮闘。対するセルティックスもロジアー、テイタム、ジェイレンはもちろんのこと、ホーフォードやベインズも堅実に点を重ねていきます。そして何よりこの試合はスマート。持ち前のディフェンス力と身体を張ったプレーで泥臭く頑張ります。2Qはセルティックスが、3Qはシクサーズが、と流れが大きく変わります。そしてこの試合も最後には接戦となります。4点差でシクサーズがリード、6点差でセルティックス、4点差でシクサーズ、と目まぐるしく流れが入れ替わります。しかし、最後に輝きを見せたのはスマートでした。残り1分に同点となるオフェンスリバウンドからのシュートを決めると、残り22秒には2点差でリードとなるテイタムのシュートを演出します。ロジアーのフリースローで4点差とするもレディックのスリーポイントで1点差となった場面、スマートがフリースローを得ます。ですが一本目を外し、スティーブンスから二本目はわざと外して時間を稼ぐように指示されます。ところがなぜかこちらが決まってしまい、残り2秒でシクサーズのインバウンドからとなり、逆転の余地を残してしまいます。この危機を救ったのもスマート。最後のパスを驚異的な野生のカンでもぎ取り、そのまま試合終了。セルティックスが2年連続となるCFへの進出を決めました。最後の1分間はスマートの全然スマートじゃないプレーによりなんとか勝ちきりました。やっぱりこの男はセルティックスに必要ですね。

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CFの相手は今年もレブロン率いるキャバリアーズ。スティーブンス体制の5年間に4度出場したプレイオフで3回目の顔合わせになります。CFでのキャバリアーズといえば当ブログの振り返り編の冒頭にもあったようにいい思い出はありません。なんといってもレブロン。彼をどうにかしない限り厳しい戦いを強いられることはわかりきっています。そんなレブロンを止めてやると志願したのは、まさかまさかの森蔵くんでした…。

今年もTDガーデンで始まったCF。昨年とは真逆の展開で、セルティックスが序盤に17-0のランをしかけ、いきなり大量リードを手にします。この日はジェイレンと森蔵が好調。テイタムやホーフォードも自分の役割をこなします。ロジアーも波に乗れない中うまくパスをさばきいいオフェンスを作り出します。一方のキャバリアーズレブロン一辺倒でうまくリズムを掴めません。さらにそのレブロンも気持ち良くシュートを打てず、序盤に開いた点差は縮まるどころか開いていきます。そう、森蔵が頑張っているのです。森蔵やオジェレイをうまく使ってレブロンを封じたセルティックスはこの試合を難なく勝利します。RSの勝率で言えば格上のセルティックスですが、プレイオフではチャレンジャー。そしてチャレンジャーとしては最高のスタートを切りました。

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続く第2戦。セルティックスは引き続きジェイレンがオフェンスを牽引し、いいリズムで試合を進めます。対するキャバリアーズレブロンが奮闘しますがラブしかついてきません。スタートのバックコート2人に関してはFG1/11でたったの3点。完全に黙り込んでしまいます。この先を逃さなかったセルティックスは3Qで流れを掴みそのリードを守り切ってこの試合にも勝利します。シリーズは2-0です。ホームできっちり勝っただけと言えばそれまでではありますが、レブロン相手にそれができたチームが今までどれだけあったでしょうか。それだけにこの勝利はセルティックスにとって非常に大きなものとなりました。

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クリーブランドに移り第3戦。この日はこれまでとは打って変わって、キャバリアーズレブロン以外の選手が頑張ります。序盤からリードを奪われ、その差を詰めることができずこの試合は負けてしまいます。

第4戦ではレブロンがアホみたいにゴリゴリきて止められません。ジェイレンの奮闘もむなしくこの試合も負け、シリーズは2-2のタイとなりました。負け試合では多くを語りません。悔しいから。

ボストンに戻り第5戦。この日はセルティックスが序盤にリードを奪います。キャバリアーズレブロン以外が再び縮こまってしまい、さらにレブロンにも疲れが見え始めます。セルティックスは特にディフェンスで手を緩めません。スマートやベインズはいつものように身体を張り、相手に楽にプレーさせません。再契約必須やわこの2人。ということで第5戦はセルティックスが勝利。2012年CF以来、レブロンに対してシリーズ王手としました。

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後がないキャバリアーズクリーブランドでの重要な一戦を迎えます。レブロン、第6戦、シリーズ王手。悪夢しか思い出せませんね。その通り。悪夢です。レブロンがすごすぎました。前半からぶっとばして得点を量産。この試合最終的に46点取るんです。しかもトリプルダブルもあとアシスト一つで達成。この試合ではロジアーとジェイレンは好調で、2人で55点取ってるんです。それでもレブロンはそれを上回りました。そしてとうとう、6年前のあのときと同じく、運命の第7戦を迎えることとなるのでした。

あのときと唯一違うのはボストンのホームであること。このプレイオフでホームでは負けなしだったセルティックスに分があるのは明らかでした。しかし相手はレブロン。そんなのが通用するはずもないですよね。だからこの試合はタフなゲームになることが予想されました。

序盤、セルティックスがいいペースで得点を重ね、リードを奪います。2Qで少し追いつかれるも、前半はリードして終えました。しかし3Qでキャバリアーズが逆転。4Qにはもうどちらが勝ってもおかしくない展開になります。しかしまあ、セルティックスのシュートが落ちる落ちる…。これだけ若いメンツでここまで戦ってきたんです。本来これが自然な姿ですよね。今までが上出来すぎた。そしてレブロンはやっぱりレブロンだった。キングと呼ばれる所以がありました。セルティックスがこのシーズン積み上げてきたものが少しずつ崩されていきます。ここでテイタムが奮闘するんです。もう涙ものです。去年ボコボコにやられても1人だけ食らいついたジェイレンのように、またしてもルーキーが意地を見せてくれたのです。これだからセルティックスが好きなんですよね。御察しの通り、この試合で残念ながらセルティックスの2017-18シーズンは幕を閉じました。幕こそ閉じましたが、次回作がこれほどまでに気になる物語はないでしょう。それだけ輝かしい未来を残して、今シーズンは終了しました。

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ファイナルに駒を進めたキャバリアーズはウォリアーズにスイープされ、今シーズンのNBAは終わりました。あまりにあっけなく終わってしまいました。優勝したのはウォリアーズですし、もちろん2018年はウォリアーズの年です。そこは認めざるを得ません。しかしセルティックスほどワクワクする試合をたくさん見せてくれたチームは他にないでしょう。

いいですか。来年のプレイオフはこのチームにカイリーとヘイワードとタイスが入るんです。スマートもベインズもきっと帰ってきます。モンローとラーキンも多分帰ってきます。オリニクは帰って来ないけど。帰れ。

NBAの他の29チーム各位、これだけは先に言っておこう。

 

セルティックス優勝!!!

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振り返り編はこれにておしまいです。長かった。大学のレポートが屁でもない。とか言ってたらもうドラフト。ドラフト終わったらまた書きますね。FAの展望とかしてみたいし。それではまたお会いしましょう。