ぼやき

主にセルティックスについて徒然なるままに日暮らしスマホに向かいて心に移りゆくよしなし事そこはかとなく書きつくるブログです。

2017-18シーズンを振り返って…[vol.2]

前回に引き続き、今シーズンの振り返り第2弾となります。そろそろ読者の方も減ってくる頃でしょうか。まだ残っているあなたは相当な変人かもしれません。でも安心してください、僕もです。


さて、2017-18シーズンの開幕を迎えることとなりました。10月17日、全日程の中で一番最初の試合です。相手はキャブス。アイザイアは怪我でいないとはいえ、クラウダーとジジッチはいます。しかしあの瞬間は突然きました。試合開始後たった5分のあの瞬間、NBAファンの誰もが、セルティックスファンでさえ、「今年の優勝はない」と思ったことでしょう。3日後に受験を終えてこの知らせを聞いた僕も、正直今年は若手の成長に力点を当てる年だ、と。受験を終えた僕が見たセルティックスはあの怪我からキャブスに負け、ホームでもバックスに負け、まさにどん底のチームでした。

もちろんポジティブな要素もありました。ジェイレンがエース級の活躍、ロジアーの成長、テイタム、オジェレイ、タイスらのルーキーの躍動。ただそれだけでは耐えきれないほどつらく厳しいスタートを切ることとなったのでした。

 

※ここで僕が受験を終えて戻ってきます。ツイッターの趣味垢でフォロワーさんに現状をお聞きしたところ、ジェイレンがすごいってみなさんが口を揃えておっしゃっていたのが印象深いです。すぐにチームパスをなけなしのお小遣いを叩いて契約し、リアタイ観戦できる環境を手に入れた僕は…って個人的な話はまた別で。とにかく言いたいことは、ここからは自分の目で見たセルティックスです。僕の見た、僕の感じたセルティックスです。

 

今シーズン初めての観戦はシクサーズ戦。この時点ではまだドアマットチームって印象で、ここで負けたら終わりだと思ってました。この試合、良いって聞いてたジェイレンがイマイチで、でもロジアーの成長は感じたんですよね。とてもよく覚えています。アミーアの凱旋試合でもありました。ここでセルティックスは今シーズン初めての勝利、そしてあの大型連勝の1勝目を飾ることになります。

f:id:jb70_pm:20180529155209j:image

ここからのセルティックスは絶好調だったポルジンギスを完封したり、オリニクうざいうざい言いながらなんだかんだ勝ち進みます。何ちゃっかり写っとんねん、帰れ。

f:id:jb70_pm:20180529155256j:image

日本時間では夜中?3時ぐらい?から始まったスパーズ戦。過去数年ずっと負けてた相手です。もちろんリアタイ観戦。確かこの日は現地ではハロウィーン。夜中だったんであんまり覚えてないんですが、カイリーがすごかった気がします。そして数年ぶりにスパーズから勝ちを奪うこととなりました。ちなみにその日の授業は寝てて同じクラスのTくんに「受かったからって舐めてる」って言われました。ごめん、舐めてた。

f:id:jb70_pm:20180529155405j:image

その後サンダーに前半ボコボコにされたのになんか勝ったり、マジックとの同率首位対決()があったりと、色々あって1回目の聖戦を迎えました。ホーフォードが出ない?やばい!そんな危機を救ってくれたのはベインズでした。この辺からベインズに対する信頼がどんどん深まっていくんですよね。もう大好き。あとあの試合のスマートのロンゾへのブロックもいろんなところのハイライトで見ますね。

f:id:jb70_pm:20180529155127j:image

その後ベインズに顔面クラッシュされたカイリーと脳震盪で運動制限のホーフォード抜きでホーネッツとラプターズにギリギリ勝ってぐんぐん連勝を伸ばしていきます。森蔵くんいつ頃復帰したんでしたっけ?まあいいや。

 

ここで僕の今シーズンで一番好きな試合、一番忘れなれない試合を迎えます。TDガーデンでのウォリアーズ戦です。この試合の前、ジェイレンは親友を亡くします。精神的に相当きていたはずです。スティーブンスもジェイレンの欠場を勧めました。しかしジェイレンは出ると言いました。スティーブンスはその気合いに応え、その試合、ジェイレンのセットを多用します。気合い十分のジェイレンは序盤から攻守ともに暴れまわります。

f:id:jb70_pm:20180601091608j:image

しかし点差はジリジリと開いていきます。ケビンデュラントって選手が上手いんです。なんか全部決めてくるんです。そうして大量リードを奪われることとなります。ここで待ったをかけたのはまたしてもジェイレンでした。後半が始まるとスコアリングマシーンと化し、最終Qを同点で迎えます。こうなるともうセルティックスの流れ。ジェイレンの事情を知るチームメイト達も奮起し、見事勝利を飾ります。もう一度言いますが、この試合は今シーズン僕が一番好きな試合です。ぜひ何かしらの方法を使って観ることをお勧めします。

f:id:jb70_pm:20180601092302j:image

この後、マブスにわけわからん追いつき方をしてOTで勝つ試合まで、開幕2連敗からの16連勝を達成することとなります。連勝を止めたのがオリニクということには納得いきませんが、「できすぎた」感は否めないのも事実です。とはいえ、ヘイワードの件からよくここまで立ち直しました。見事でした。

 

その後は勝ったり負けたり、ロジアーのあのスティールからの劇的な勝利だったり、悪くはないペースでシーズンを進めます。そしてスマートがスマートしたもはやお笑いの試合を迎えます。TDガーデンでのロケッツ戦です。

 

セルティックスはヘイワードとジェイレン、ロケッツはクリスポールを欠く中迎えた一戦。初っ端から12-0のランをくらい、1Qで20点差をつけられてしまいます。その後もロケッツのシュートは当たり、セルティックスのシュートは落ち続け、最大で26点差をつけられます。相手は西で絶好調のロケッツ。普通に考えればこのままブロウアウトされます。ところが後半に入るとカイリーを中心に反撃を開始、みるみると点差が縮まっていきます。そして3Q終盤には一桁差に追いつき、射程圏内となりました。4Qはロジアーとテイタムが若さ全開でチームを引っ張り、残り3分にして1点差にまで詰め寄ります。しかしここから一進一退を繰り返し、残り18秒で3点差になります。ここからファールゲーム。スマートが決めるとフリースローでまた3点差に。タイムアウト明けにテイタムが決め、残り7秒で再びファールに…と思ったその瞬間、ようこそここはマーカス劇場。ハーデンからオフェンスファールを引き出します。さすがに苛立ちを隠せないハーデン、スマートとともに沸くガーデン。セルティックスボールで試合再開となります。託された最後のプレー、その日不調だったホーフォードがシュートを決め、この日初めてのリードを奪います。やっぱりこういうときに頼れる。しかしまだ4秒ほど時間は残っています。すかさずディフェンスに戻るセルティックス。ここで再びマーカス劇場。再びハーデンからオフェンスファールを引き出します。さすがにこれにはベンチにいたクリスポールも呆れ顔。結局このまま試合終了し、劇的な勝利を飾りました。スマートって何者?すごすぎませんかね?ここでこの日の異常さを以下のグラフで見てみましょう。

f:id:jb70_pm:20180601095037j:image

 

2017年最終戦もきっちり勝ち、2018年を迎えることとなります。

f:id:jb70_pm:20180601095425j:image

新年一発目の試合は因縁深いキャブス。開幕戦以来で、クラウダーにとっては凱旋となります。序盤からセルティックスはリードを奪い、順調に試合を進めます。カイリーが思うようにシュートが決まらない中、ロジアー、スマート、ジェイレン、テイタムらの若手が活躍。相手はラブが絶不調なこともあり、序盤のリードを保ったまま終盤へ。最後にはレブロンをベンチに引っ込めて余裕のある勝利を飾ります。しかしプレイオフでは避けては通らない相手。たった一度の勝利で油断なんてしていられませんでした。

f:id:jb70_pm:20180601150206j:image

その後少し負けが込み、ブレイザーズ戦の劇的勝利などはあったものの2位に転落し、オールスターを目の前にして再戦。しかしそこではアイザイアやウェイド、ローズらを一斉にトレードし、新たな戦力を揃えたキャブスに大敗を喫してしまいます。しかもこの日は我らがポールピアースの永久欠番のセレモニーの日。この試合は今シーズン一番タフな敗戦だったと言っても良いでしょう。

f:id:jb70_pm:20180601152037j:image

ピアースのセレモニーには偉大な先輩たちも駆けつけました。中でも僕にとっても大きな存在であるロンドとKG。彼らは僕がNBAを観るきっかけとなったチームの中心選手であり、バスケをより好きになったきっかけでもあります。レイアレンは確執からか欠席でしたが、ドックやレオンポウなどの懐かしのメンバーも参加し、涙なしには見られないセレモニーでした。勝利を添えたかったですね。

f:id:jb70_pm:20180601150636j:image
f:id:jb70_pm:20180601150639j:image

 

今回はここまでです。次回はオールスターの話からですかね。おそらく次回でRS最後まで、その次でプレイオフと今後の展望について書き綴るのでよければまた見てやってください。ありがとうございました。